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1.あらゆる存在との共鳴を目指す ~本当の豊かさを求める建築環境を考える~
建築は人が外敵から身を守り、安心して暮らす活動の場ですが、同時に様々な生き物が共に棲む場でもあります。他をおもいやる生き方はくらしを支える地域の環境にもやさしく働きかけます。命を包み、幸福をはぐくむ器として よりよく使われることが建築そのものの存在価値を高めます。
『あらゆる対象の適正な活用こそその存在を価値あるものにする』 P.R.サーカー
『ものをつくるとは そのものに生命を移すことだ』 吉阪隆正
『この世に生きているすべてのものは宇宙的つながりを持っている。』
ウラジミールメグレ著 アナスタシア ロシアの響きわたる杉シリーズ
あらゆるものの精髄は「地」である。「地」の精髄は「水」である。「水」の精髄は植物である。植物の精髄は人間である。
チャンドーギャ・ウパニシャッド
2.人や地域の知恵など、エネルギー、資源を最大限に活用する
~人の喜び、地域の豊かさを反映するものづくり、ちゅくいむじゅくい~
知的、物的、心的資源をフルに活用して、最小限のエネルギーで最大の効果を得られるように、地球環境にも家計にも優しい生活術・建築術を考えます。そして、自然素材を活用し、地産地消に取り組むなど、風土に適した建築空間を提案します。
『世界で最も素晴らしいことは自立の方法を知ることである。』 モンテーニュ
『人間は一人ひとりが一つの宇宙なのである』 E.F.シューマッハー
『シンプルな好みというものはそれが食べる、着るもの、住まいであれ、自立心と安心感の源になる。
生活をシンプルにすればするほど将来に安心を得られるだろう。
様々な状況の浮き沈みに惑わされにくくなるからだ』 チャールズ・ワグナー 「シンプルな生活」
『個性的なものの方が普遍性があるんだ』 岡本太郎
3.理想や夢を大切にする ~人間らしい生き方をサポートする建築~
夢のあるところに希望があり、理想のあるところに未来があるのではないでしょうか。理想と現実は全く別のものではなく、互いに結びついていくものと考えます。生き方、住まい方など、皆で話し合える夢のあるテーマを共有できると心がはずみます。
『きびしい現実が夢をはばんでいるなら、夢がその現実を壊すことだってできる』 作者不詳
『・・・・家は体と同じだ。陽の光の中で育ち、夜の静けさの中に眠る。夢も見る。あなたの家は夢を見ないだろか。
夢の中で町を出て、林や丘の上へと向かわないだろうか。・・・・・』 カリール・ジブラン
『一人で見る夢はただの夢に過ぎない。しかし、みんなで見る夢は現実になる。』 オノヨーコ
『夢がほんとでほんとがゆめなら、よかろうな。
夢じゃ何にも決まってないから、よかろうな。
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ときどきほんとを夢に見たら、よかろうな。』 金子みすず 「夢と現」
『私はいちばんよいものを選ぶことができない。いちばんよいものが私を選んでくれる。』 ラビンドラナート タゴール
4.コミュニケーションの可能性を探る ~こころの成長を助ける環境づくり~
建築空間は、時と共に生長し、時を越えて今という瞬間をよりよく活きる生き物のようなもの。よりよく活きる家・建築にとって暮らしの変化に伴うメンテナンスが必要です。身体の一部になるように建築を使いこなしましょう。さらに、“もの”から“こころ”へと価値基準が移ろうとする今の時代、心によい建築の条件として他とのふれ合い、コミュニケーションの場づくりが大切です。家・建築はひとり一人の心の成長をも支えています。
『行動は成功の母である』 パブロ・ピカソ
『デザインは行動の方法論です。』 チャールズ・イームズ
『あなたの想いがあしたをつくる。~愛、知恵、行動~』 ポスター(白保曼荼羅)より
『あなたは自らの理想に忠実でなければならない。そこにはあなたの霊的な成長がある。』 シュリ シュリ アナンダムル ティ
『感覚によって知ることのできる物体や出来事は空間の中にある。それは人間の外に存在する。
同様に、人間の中には霊的な存在、霊的な出来事のため の背景である魂の空間(ソールスペース)がある。』 ゲーテ